昨今はテレビでも新聞でも空き家の問題が取り沙汰されています。
ネットで「空き家」と検索すれば必ずどこかの町の条例や取り組みがヒットするでしょう。
それだけ空き家の問題は日本にとってホットな話題なのです。
ではなぜ空き家が増えるのでしょうか?
空き家の増加を「人口減少のせいだ!」という人もいます。
たしかに全国に住んでいる人が減少すれば、
減少した分だけ家が必要なくなるので
人の住んでいない家が増えるかもしれません。
しかし、もしその説が正しいのであれば
人の住んでいない家を片っぱしから解体すればいいので
空き家ではなく“空き地”が増えるはずです。
空き家問題が顕著な町に行っても広大な空き地はどこにもありません。
何年も放置された傾いた家が並んでいるだけです。
それらの家の持ち主は調べなければわからず、
自治体に問い合わせても個人情報の観点からなかなか重い腰を上げてはくれません。
「思い出が詰まった家だから簡単に処理なんてできない」という意見を聞くこともあります。
その気持ちはよくわかりますが、家というのは人が住んでいないと簡単に朽ちていくのです。
家の窓が割れ、雨風が吹き込み、汚れてしまった姿は見る者に不快な印象を与えます。
ここまで読んだ方は空き家増加の原因がわかりましたね?
空き家が増加する原因は人口減少ではなく、
人の住まなくなった家の処理を後回しにする、または放置することなのです。
弊社ではこの原因を早くから見つけ、
解決するために迅速に取り組んで参りました。
誰かの思い出が詰まっている家だからこそ丁寧に扱い、適切に片付ける。
そんな、家の“おくりびと”のような存在になりたいと思います。