コラム

日本にはないユニークな空家対策!? ちょっと歩いてみたい、人が住んでる風空家住宅街

GIZMODOらしい記事を見つけました。

空き家なのに人が住んでいる風? 見せかけビジネスが人気

フェイクステッカーを貼り、
空家に人が住んでいるように見せかけるビジネスが
海外では成り立っているようです。

皆さんご承知の通り、空家というのは無人の空間です。
ですので、割れ窓理論により不審者が集まってくる可能性があるのです。
不審者が集まってくれば治安は悪くなり、
町の景観も悪くなります。
景観の悪くなった町はさらに不審者を呼び、
悪循環が続きます。

そういった観点から、
空家は早目に対策をした方がいいのです。
ところが、住宅の処理というのは非常に難しく、
一日二日でできることではありません。
例え空家を解体する意思があったとしても、
解体するまでに不審者が侵入し、事件が起これば
近隣に迷惑をかけてしまうのです。
また、「空家=犯罪」というイメージが定着してしまうと、
空家の持ち主は白い目で見られてしまうかもしれません。

このフェイクステッカーを用いた試みは
ユニークで素晴らしいと思います。
空家を解体するより迅速に対応できます。
さらに空家に対してマイナスなイメージが湧きません。
こういったデザインに対してニーズが増えれば、
新しいビジネスチャンスも広がるでしょう。
なによりアーティスティックでわくわくする取り組みです。

日本でもフェイクステッカーで彩られた町が増えたら、
ちょっと歩いてみたい気もしますね。
それは、人がいないのに賑やかな
ファンタジーな町かもしれません。